「派遣」と「請負」はどう違う?・・・②(事業主向け)
前回、「派遣」と「請負」の違いについてご紹介しました
では、事業所側は「派遣」と「請負」をどう判断して活用すればよいでしょうか
■現場での指示や命令が必要か → はい:派遣を選ぶ/いいえ:請負を選ぶ
■業務に新たな視点ややり方を求めるか → はい:請負を選ぶ/いいえ:どちらでもよい
■どのくらいコストを割けるか → 割ける:派遣を選ぶ/割けられない:請負を選ぶ
また、それぞれ契約時に注意すべきポイントがあります
派遣の場合・・・
・派遣労働者への事前面接は行わない
・派遣禁止業務ではないか(港湾運送業務、建設業務、警備業務、病院など
における医療関連業務は派遣禁止業務に指定されています)
・派遣元の事業者は労働者派遣事業の許可を受けているか
請負の場合・・・
・請負を装った労働者派遣「偽装請負」ではないか
※契約上「請負」となっていても、実際の指揮命令系統がどうかによって判断されますので注意しましょう
このような観点から、「派遣」と「請負」の特性を把握し、
アウトソーシングを活用する目的や業務内容、予算など何を求めるかを考え、
状況にあわせ使い分けることが大切です
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労働法