残業代と固定残業代

求人票に固定残業代「なし」って書いてあるんですが
残業しても時間外手当つかないんですか?という質問を受けます
求人票の「時間外労働時間」と「固定残業代」
文言はちがうし、記入欄も違うし
確かにわかりづらいですよね

残業勤めている事業所で決められている「所定労働時間(就業時間)」を超えて働いた場合に支払われる賃金が残業代です。
法定労働時間(1日8時間・週40時間)」を超えて勤務すると割増賃金が変わってきます
固定残業代実際の残業時間に関わらず、一定時間分の時間外労働、休日労働、深夜労働に対して毎月定額の残業代を支払う制度です
ハロワークの求人票では3賃金・手当の欄の(C)になります
固定残業代が付いているからと言って何時間でもOKというわけではありません
固定残業は「固定残業代に関する労働時間数と金額等の計算方法」及び「固定残業時間を超える時間外労働・休日労働および深夜労働に対して割増賃金を追加で支払う旨を必ず記載」するようになっています

固定残業は、毎月の賃金に含まれていてあらかじめ「〇時間分」と定められているもの
残業は、毎月計算して支払われるものと判断でいいと思います

失業保険について

カテゴリー美祢就職相談室

失業保険の制度についてはわかりにくい部分がありますね
私もその都度ハローワークに尋ねたりしています

さて、会社を退職すると離職票が送られてきます。退職後3週間くらいでしょうか
失業保険の手続きには時効があるのを知っていますか?離職日から1年間です
離職後失業保険の手続きを最寄りのハローワークでします。
離職票が届き次第出来るだけ早く行ってくださいね
失業保険の手続き後、再就職先が決まりさぁ働こうと思っていたけれど
やっぱりその事業所が自分に合わなかったこんなことはあると思います
その時に、前職の離職日から1年以内であれば失業保険を再び受給することが出来ます
また、再就職先の就業期間がプラスされることもあります
どうなんだろうと思ったら、ハローワークに相談してくださいね

仕事を辞める前に・・・

就職相談室には、退職を決定して来られる方が多いいのですが
すぐに再就職先を探そうと思われている方が多いいです
しかし実際には有休消化中だったり
失業保険を申請しよう(再就職手当を受給したい)と考えてたり
すぐに再就職できない事例がよくあります
そこで事例を挙げて説明したいと思います
Aさんの場合
8月23日現在 有休消化中
  ↓
9月30日 有給満了 退職日
  ↓
10月14日~21日(概ね2週間程度)離職票が本人に届く
  ↓
ハローワークに求職登録と失業保険の手続き
  ↓
提出後7日後 待機期間



自己都合、会社都合によって失業保険が支給されるまでの待期期間は異なりますが
ここまではほぼ同じ流れになります
ということは、8月23日現在有休消化中であっても
再就職先で働き始めるのは最短で、11月初旬になります
この説明をすると相談者の皆さんは、えーーーーーーーーと言われます
では何を考える必要があったのでしょうか
自分がすぐに再就職したいと考えられる場合
①有給取得後に退職するか否か
②失業保険の手続きをするか否か
私たちは基本的に失業保険の手続きをすることを勧めます
ただそれも含めて自分でよく考えて退職までの道のりを決めるといいと思います

家族の誰かがつらいとき

カテゴリー美祢就職相談室

仕事がうまく行かなくて、今の仕事辞めたいな
人間関係がうまく行かなくて、仕事が続けられない
技能技術が未熟で、反省文ばかり書かされる
仕事のスピードについていけなくて

家族がつらいつらいと繰り返すと、家族全員が曇り空・・・
この人さえ耐えてくれれば
昔は、頑張るのが当然だったのに・・・
このまま引きこもったらどうしよう
ついつい過程での口調がひどくなる!
このような相談はよくあります
聖人君子なんかじゃないから不安だし、愚痴も出ます
ただ本人もつらいのです、追い詰めれば追い詰めるほど
出口が見えなくなります
家族も大変でしょう、だからなお3歩くらい下がって話し相手になってあげられるといいなと思います

モノマネでいい

カテゴリー美祢就職相談室

転職すると覚えることが多いですよね
DXが進んでいる会社は、専用のポータルサイトがあったり
すべての連絡がWEBで行われ
情報はすべて共有、アナログで仕事を覚えることと
膨大な情報に疲れてしまう
せっかく入社したばかりなのについていけるかな

それは疲れますよね
やらなきゃやらなきゃと張り切りすぎる
覚えなきゃ、覚えなきゃ
自分らしさをアピールしないと、自分を雇用した価値観出さないと
思えば思うほど草臥れてきます
サルバトール・ダリの名言にも「天才になりたければ天才のふりをすればよい」という言葉があります。
上手くやっている人のマネをすることは、「モデリング」と言うんですよ!
せっかく情報が共有されているなら
モノマネしながら覚えていけばいい
自分らしさを出すのには2年~3年かかります
肩の力を抜いていこう
私たちは生まれたときから、家族の真似をして一つ一つ覚えてきたのです
ビジネスも同じ。新しい仕事を任されたときは先輩や同僚、前任者の真似をしてやり方を覚えていくのです
真似ることは次のようなメリットがあると言われています
・初めの一歩を踏み出せる
・効率よく仕事を覚えられる
・仕事が分かっている証拠になる
「真似る」は「学ぶ」の第一歩 上手に真似てそこから自分の力を発揮してほしいと思います

自分の人生を生きる

カテゴリー美祢就職相談室

60歳を超えた方からこんな相談がありました
これまで一度も親に褒められたことが無い
何をしても否定されてきた
人生100年時代になりこの先どう生きていけばいいか考えている
自分は1流の人間になりたかった
親にそう言われてきたから
でも1流になれなかった
何をしても認めてもらえず
何をしてもだめだと言われてきた
今ここからどう生きるか

1流の人生がどのようなものなのかはわかりません
でも他人の比較するから自分は1流じゃないって思ってしまう
自分のなかで自分の人生は1流だと思えればいいんだと思います
私も母親なので、 十月十日(とつきとおか)おなかの中で育て
自分から生まれてくるその愛おしい命のことはよくわかります
だから過度に干渉したり、自分の言うことを聞きなさい、親は間違えない
なぁーんて間違えた感覚になるんだと思います
この子のため、この子のためと思いながら案外母親の名誉のためということは多いものです
母親は子離れを、子どもはひとりの人格です
子どもは自律を、自分の人生を歩むのは自分です
両親は、大人として子どもの良い相談相手になってあげてください

相談者の女性は、母の考えの呪縛から逃れようともがいていたことが自覚できた
この考え方で生きていけば、自分も家族も円満になると言われました
自分の人生を歩くことが出来るひとが増えればいいなと思います

福祉の仕事に就く喜び

カテゴリー美祢就職相談室
キャリアコンサルタントには守秘義務があります。その上で個人を特定しない範囲で同じような悩みを持たれている方に向けて発信しようと思います

相談を受けているようでとても勉強になることがあります
転職を検討している福祉従事者の相談者が来られました
これまでの福祉の仕事のうちで一番感動する仕事が出来たのは障がい者施設に勤めていた時のことだそうです
重度の障害がある方だったそうです。
仕事として「ぼんぼり」を作成し100円で販売していたそうです
この「ぼんぼり」を作成するのに2日間かかっていたそうです
障がい者施設を離職するとき
その方が自分が2日かかって作成したぼんぼりを、自分のお金を100円出して購入し
その方に、「これまでお世話になりました。ありがとうございました」と渡されたそうです
これ以上の感動を味わったことが無かったと言われました
私たちは「仕事理解」のために様々な事業所に伺い話を聞きますが
やはり勤めていらした方の話は力があります
そしてまた、私が今日感動した話を、別の方に伝えていけたらと思っています

11月の美祢就職面接会は「福祉・医療」月間です
少しでも興味のある方はお越しください


就きたい仕事のイメージは?

カテゴリー美祢就職相談室
キャリアコンサルタントには守秘義務があります。その上で個人を特定しない範囲で同じような悩みを持たれている方に向けて発信しようと思います

ここ最近若年者の相談にのることが多くありました
具体的にやってみたい仕事のイメージはある?
・・・特にありません
何を一番大切にして次の仕事を探したいと思ってる
・・・特に何でもいいんですけど
もし同じように、自分もそうだなと思っている人がいたら
今から少しづつ自分のことを知っていけばいいだけです

美祢就職相談室では、仕事の価値観シートを活用しています
30項目ある価値観の中から自分の考えに近いなって思うものすべてにチェックを入れます
チェックを入れた項目の中から、自分が特に重要度が高いと思うものを5つ書き出します
それを私たちと一緒に深めていくことで自分の考えていること(自己理解)
仕事のイメージが出来ていきますよ

請負か労働者か

カテゴリー美祢就職相談室
キャリアコンサルタントには守秘義務があります。その上で個人を特定しない範囲で同じような悩みを持たれている方に向けて発信しようと思います

雇用形態は「請負」です
請負と言うと普通は、注文主から受けた仕事の完成に対して報酬が支払われるので、注文主の指揮命令を受けない「事業主」として扱われ、基本的には「労働者」としての保護を受けることはできません。
とされています。
しかし相談者の労働形態を聞いていると「労働者」としか思えません
「給料明細から雇用保険引かれてないですか?」と確認したところ
ちょっと見てもらえませんかと給料明細を出してこられました
雇用保険が引かれているので、間違えなく雇用者であり「労働者としての保護を受けることができます」とお伝えしたところとても喜ばれていました。
雇用形態には正解は有りません。自分に合ったものを選択するのが一番ですが、そのためにも雇用形態を良く知っておいた方が良いと思っています
下記の図は、厚生労働省が発行している「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」の一部です。
厚生労働省のホームページの「さまざまな雇用形態」にも「業務委託」や「請負」といった契約をしていても、その働き方の実態から「労働者」であると判断されれば、労働法規の保護を受けることができます。と記載されています。
労働者の保護を受けない働き方はメリットもありますがリスクもあります
知っていて損することは有りませんね

就職面接って何を聞かれますか?

カテゴリー美祢就職相談室
キャリアコンサルタントには守秘義務があります。その上で個人を特定しない範囲で同じような悩みを持たれている方に向けて発信しようと思います

このシリーズもしかして久しぶりです
相談を受けてなかったのか・・・いやいやそんなことはござんせん
情報を共有できない内容もあったりしますし・・・・なぁんて言い訳をしなくて書き進めてみましょう
書類選考が無くても応募書類を作成する過程にはこだわったほうが良いですよって話していると
面接のときに何を聞かれますかって質問されました

事業所によって面接内容は異なるのでこれが絶対ってことはないですが
よく聞かれる質問は有ります
①志望動機(会社、職種、業種)
②転職を決めた理由や前職の退職理由
③転職回数が多い場合その理由
④長所や短所、自己PRについて
⑤目標やチャレンジしたいことがあるか
⑥自己紹介をしてください など
ジョハリの窓
自分の事を知らないと答えられない内容が多いですよね
そのために、これまでの棚卸をし、自分の強み弱みを認識し
面接に備えた方が良いと思います
書類選考がないからといって応募書類を簡単に済ませない方が良いですよ
ハローワークやサポステでも対応してくれますよ
身近で相談できる場所を訪ねてみてくださいね