36の質問知っていますか

カテゴリー美祢就職相談室

恋に落ちる36の質問、婚活などでよく使われているようです
これ実は心理学者のアーサー・アーロン博士によって1997年に発表された、
『誰とでも親密になれる36の質問』で
初対面の人と親密になるにあたって非常に有効な質問なのです
興味のある人は「36の質問」でググってみてください
「36の質問」にはルールがあります
①36個の質問を一題ずつ交互に読み上げていきます。質問を読み上げた人が先に回答し、その後にもう一人が回答していきます。
②36個の質問が終わったら、互いの目を見て、4分間黙ってお互いを見つめます。
4分間見つめ合うのは大変ですよね
興味のある人はぜひ試してみてください

私も使用していますが、これからは「OpenAI」が難しいことを簡単にしてくれます
生産性も「OpenAI」によって上がってくると思います
「OpenAI」は学習し、的確に回答を出してくれますが、寄り添うことはしてくれません
相手の話しをよく聴いて、相手を認めること「OpenAI」でも出来ないけど人には出来る大切なことだと思います
世の中がすごいスピードで移り変わり人生が長くなる中で、本当に大切なこと、見失ってはいけないことは何でしょうか?皆さんそれぞれに問いかけたい課題です

ずらす会話と受け止める会話

カテゴリー美祢就職相談室

新しい環境で新しい人間関係
コミュニケーションがとても求められる時期ですね
会話には「ずらす対応」と「受け止める対応」があるのを気付いていますか?

例えば・・・
太郎さん・・・うちの犬が先週いなくなってさ、見つけるのに3日かかったよ
花子さん・・・うちの犬は、いつもフェンスの下を掘っているよだからリードをつけないと外に出せないの
🌸🌸🌸🌸
太郎さん・・・うちの犬が先週いなくなってさ、見つけるのに3日かかったよ
花子さん・・・えーそうなの、どこで見つかったの?

さぁあなたが太郎さんならどちらが聞いてもらえたと思いますか?
どちらの話しが弾みそうだと思いますか
🌸🌸🌸🌸
気付かないうちに人の話しを取ってしまうのはありがちなことです
相手の会話に興味をもって目線やあいづちできいてるよという非言語の対応もですが
「えーそうなんだ」「それからどうなったの」のように声をかけてみてはどうでしょうか
自分の話しを聞いてほしいなと思ったら
「私も話していい?」って言えば、会話泥棒にはならないと思います

会話とは

以前おすすめしたLISTENの本
会話についてこのように記述がありました
人が話しを聞くときに何が起こるのか
それはまるで、粘土の塊でキャッチボールをしているようなものだ

会話とは一人ひとりが話しを受け止め、それぞれの感じ方で形を整えてから投げ返すようなもの
例えば、教育・人種、性別、年齢、相手との関係、心持、言葉の含み、こうしたすべてが粘土の形に影響をします

初めから苦手だな、と思っている人と会話をすると緊張もするし怒られてる感じもする
好きな人と話をするっとなんでもプラスに聞こえる、どのような会話でも受け入れられる
こう考えると粘土の形がわかる気がします
相手に話しを聞いてほしいと思ったら、粘土の形はどうなるのか考えてみるといいかもしれません

アンコンシャス・バイアス

外国人支援のキャリコン向け研修の受講で
「アンコンシャス・バイアス」という言葉に出会いました
この言葉について調べてみると、今までこの言葉を知らなかったのが不思議な感覚になりました
外国人支援で言うと、日本語が上手な外国人だから普段使う日本語が通じる(日本人と変わらない)だとか
敬語を使わないほうが親しくできそうだとから、ため口で話す
というような、無意識の思い込みのことです

しかしこれは外国人とのコミュニケーションだけではありません
ステレオタイプで考えてはダメ?よく聞きませんか
〇「“普通”そうだ 、“たいてい”こうだ」という価値観の決めつけ
〇「そんなはずはない 、こうに決まってる」 などの解釈の押しつけ言葉
〇「こうある“べき”だ 、こうでないとダメだ」という理想の押しつけ言葉
というようなことです
心当たりがありませんか?

長年○○だっと思ってやってきたものを突然変えるのは難しいとは思いますが
無意識の決めつけがあると意識して
自分の判断間違ってないかと自分を客観的に見つめるトレーニングをしたらいいかなと思います
難しいですね、お互い頑張りましょう

お勧めの本

カテゴリー美祢就職面接会

私の愛読書の一つに「LISTEN」という本があります

この本をなぜ進めるかというと、このHPの検索文字列に
過去の記事で上げている「きく」こと「ききかた」などがよく上がるので
興味のある人が多いのかなと思いました
改めてこの本を開いて読んでみました
聴いているふりをする人とは、眉間にしわを寄せて熱心にうなずき、いかにも聴いているかのようにふるまいますが、その目は妙にうつろで相槌のタイミングはあなたの言葉に全くあっていません
これでは、相手は話しをしてくれませんよね

相手が聞いてもらえていないと思う態度として下記の項目が上がっています
○話をさえぎる
○いま言われた言葉に対して、あいまいだったり筋が通らない反応をする
○携帯電話や時計、部屋のほかの場所など、話し手以外を見る
○落ち着きがない
このような態度に、心当たりがありますか?

人の話しを聴くことのメリットとしてこの本ではこのように見出しがついています
○「聴く」ことは、自分自身への理解も深めてくれる
○聞くことで他人の才能も共有できる
○ふたりで議論を重ねると、ひとりではできない発見ができる
「聴く」「聞く」「訊く」の違いについては過去の記事を参照ください

私たちの仕事は「話しを聴くこと」がとても大切になります
自戒を込めて本を開く
このような思いです

親の気持ち・子の気持ち

カテゴリー美祢就職相談室

相談室には親子で来られる方もいらっしゃいます
時には、ここでバトルになることも
相談者の若年者(子)の話しをゆっくり聞いていると
その子なりにいろいろ考えていることがあります
でもこれがなかなか聞けないのが親子関係
親としてしっかりしなきゃって
子どもに教えてやらなきゃって考えてしまうのかな

確かに経験は不足している、親の定規で図るとずれている気がすると思います
早くしっかりしてほしいと思いますよね
ただ客観的に話しを聞いていると
子どものため?
自分(親)のため?
と考えさせられます
親の役割は「子どもを信じて待つ」が必要なこともある
そして待つ自分のことも、信じてあげる
家庭は一番小さい社会、それだけに多くのことが起こりますね
完璧な親も完璧な子どももいない
そう思って深呼吸してみてはどうでしょうか

調整する仕事

仕事がうまく回らない!トラブルばかり起こるときには
『調整すること』について考えてみたらどうでしょうか
仕事をするうえで、一人で完結する仕事はほぼないと思います
誰かから依頼されて誰かにアウトプットをする必要があります
そして人が絡む以上、そこには様々な利害関係が存在するため調整が必須になります
機械的に、クラウドで情報を共有する、社内サーバーで情報を共有することはできると思いますが
それは情報共有であって調整ではありません
調整を上手くするためには相手の考えや利害を聞き出し、内容を分析したうえで自分の考えを伝えて妥協点を探る必要があります
調整の仕事で得られるスキル以下の通りだと言われています
★傾聴力
★分析力
★プレゼンテーション力
★折衝力
★根気
ではどうすれば社内調整がうまく行くようになるのでしょうか
★キーパーソンを見つける
★相談ベースで相手の考えを聞き出す
★Win-Winの関係を目指して妥協点を探る
★情報共有は迅速かつこまめに
★上司をうまく使う
学生時代にできることがあるでしょうか
出来るだけたくさんの人と会話をしましょう
子どものころであれば
言い争ったり喧嘩して仲直りまでがワンセットかも
子どものころからたくさんの経験を積んでいたほうが良いと思います

対話の重要性

『対話型支援』について学んだことを共有したいと思います
対話=対『聴』
このホームページでも何度となく書いてきた「きく」こと
「きく」には以下のバリエーションがあるそうです
1、きいていない
2、きいているようで、きいていない
3、ちゃんと⽿を傾ける
 ・ 判断しながら「聞く」
 ・ 判断を留保しながら「聴く」
 ・その他・・・
「聞く」と「 聴く 」

「きく」に判定が入ると「聞く」になる!
事例をあげると
「やっぱり⼦どもには⼩さい頃から英語を学ばせるべきですよね!」
と話しかけられたときに、
「聞く」は「そうですよね、私もそう思います」と「私も!」と強い共感か、否定
「聴く」は「そういうお考えなんですね。そう思った背景を教えてください」と「なるほど!」という「弱い共感」

ではあらためて「対話」とはなんでしょう
一橋大学大学院特任教授 伊藤氏は
「対話と会話は異なります。会話が価値観の共有を前提としているのに対し対話は価値観が異なるかもしれないことが前提です」と言われています
⽇本アスペン研究所の著書には
会話は、「そうそう!同じ同じー!」の共感ベース
対話は、相⼿と価値観が違うことを前提に語り合い、⾃分⾃⾝の考えや価値観への理解を深めることに向かうもの
と言われています
なぁんとなくわかりますか
まだまだ書きたいことがたくさんあるので、改めて共有します

叱るのは何のため?

叱ると怒るの違いが判りますか?
「怒る」とは怒る側の感情をぶつけること
「叱る」とは相手へのアドバイスだと言われています
怒っていませんか?きちんと叱れていますか?

「何のために叱るのか?」というワークショップをしたところ下記の意見が出てきました
〇相手を思って、優しく正すため
〇相手の行動の良くないところを指摘し、その行動により不快感を抱く人を増やさないため
〇共感してほしいから
〇命とか大事なものを守るため
〇同じことを繰り返さないように
〇間違えていることに気づき正しくするため
〇相手に対する善意

お盆の時期、長期休暇を取っている方も多いかと思います
この機会に自分の怒り方(叱り方)を見つめてみるのもいいかもしれません