社会保険について
社会保険の適応拡大の議論が行われていますね
パートの主婦層が、手取り額が減額することに対する各種施策案が新聞等でも報道されています
就職相談室でも、中途半端に働くと手取り額が減るので損だとテレビで言っていました
雑誌に書いてありました、などの相談が来ます
でも別の味方は出来ませんか?
確かに社会保険で扶養に入っている場合は社会保険を本人が負担することはありません
でも本人が見えていない金額があるのに気づいていますか?
山口県の「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」を見てみましょう
例えば、101人以上の事業所に勤務した場合
月額8万8千以上が社会保険の対象になりますね
健康保険(40歳未満の方) 厚生年金保険料
4,083円 8,052円 =12,435円
健康保険(40歳以上の方) 厚生年金保険料
5,183円 8,052円 =13,235円
扶養から外れるとすると年額で130万円以上ですので
月額では、約10万8400円以上の金額になると思います
健康保険(40歳未満の方) 厚生年金保険料
5,478円 10,065円 =15,543円
健康保険(40歳以上の方) 厚生年金保険料
6,479円 10,065円 =16,544円
これは折半した金額です、半分は会社が負担するわけです
給料以外に、上記の金額を会社が払ってくれるって考えたらそれは得でしょうか?損でしょうか
社会保険に加入するメリットを考えてみましょう
1.健康保険料の半額は会社負担である
2.生活保障のための傷病手当金、出産手当金制度がある
3.老齢年金額が上乗せされる
4.障害年金の等級数が多い
5.遺族年金の支給対象が広く、手厚い保障制度が設けられている
見えていない部分を見て考えられるといいと思います
大切なことは何?
次に仕事を探すときは、自分が納得のいく仕事に就きたいんですよね
適職がなかなか見つからなくて
体のことも、年齢もあるしこだわって仕事を探しているんです
こういう相談があった時に
必ず問いかけるフレーズがあります
何だと思いますか?
○大切にしようと思っていることは何ですか?
○こだわっていることは何ですか?
すると多くの人が、そこがわからないんですよと言われます
何に悩んでいるかわからなければ、正解は出てこない
さて、自分に問いかけてみてください
仕事を決めるときの優先順位は何ですか
○収入
○休日
○仕事の内容
○福利厚生
○通勤時間
○労働時間
○社会保険
○会社の規模やブランド
○定年制や延長雇用
○必要な資格やスキル
優先順位が明確になったら、それはなぜか考えてみてください
○自分の環境(家庭)と一致するから
○自分のスキルを活かすため
○必要な収入が明確なため(仕事内容より優先)
○チャレンジしてみたい仕事だから
これが一致して初めて答えにたどり着けるかもしれませんね
マイナンバーカードで失業認定手続き
失業保険の手続きに関する相談がよくあるので
失業保険の受給までの流れや、手続きに必要な書類を相談室で作成し渡しています
美祢からハローワークまでは1時間強かかるので
不足している書類があると大変です
この手続きがマイナンバーカードがあることで受給資格者証に貼付ための顔写真2枚が不要になります
詳しくは下記の資料をご覧ください
多様な雇用形態の中で
最近、この内容の相談が本当に多い
そういった意味では、事業所に勤めるという雇用形態から長く離れており
相談者の思いを真にわかるのかな、共感できるのかなと不安にさえなります
事業所の同じ職場の中に、正社員、パート、派遣社員、外国人労働者がいる環境になっています
派遣社員はパートの人より給料が高く、逆に言えばパートの賃金は抑えられている環境があります
パートは直雇用なので、外国人労働者の指導のほかにも様々な業務が入ってくる
私の立場って何?っという相談です
終身雇用の時代は終焉を迎えたと言われます
キャリアチェンジすることは悪くない
しかしながら、メリット・デメリットはあります
自分が何を選択するのか
「学びなおし」で職業訓練に行くのも次の仕事に向けては良いと思います
後は熟慮しながら本人の選択になります
日本型雇用のメリットであった、失業率の低さ・長期的な人材育成・チームワークはすたれてしまうのでしょうか
事業所側の立場・従業員の立場があると思います
1on1で話を聞くなど、機会の提供などをしてお互いの溝を埋めていけたらいいなと思います
書けない
自分のことはわかりにくいね…
定期的に話しに来る相談者がいます
〇〇が気になる
現在○○状況で
このままでいいのかなと
現実的にひとつづつ押さえていくと
そこは大丈夫です
それは〇〇という風にしています
となるわけですがやはり不安が漂います
そこで別の事例を、この件はどのように考えると投げかけてみました
詳細は書けませんが、若年の相談者の状況を客観的に伝えてみます
そこで彼から出てきた答えは
考えすぎですよね・・・やってみればいいのに
笑う私を前に、自分で「ハッ」と気づき「あっこれって自分もってことか」(笑)
案外自分のことはわかりにくいでしょというと「本当ですね」と結果笑顔で帰っていきました
自分を映す鏡は曇りがち
だから他者との会話は大切なんだと思います
自信
親御さんから相談を受けていた20代女性の支援方法の件で関係機関へ同行しました
このままでは親子共につぶれてしまいそうな気がしていたので早急に動きました
その帰り道…
親御さんに「いろんな人と旨く関われていいですね、私は人間関係が苦手です」
と言われました・・・・・・
これ実はよく言われます
・・・でいいですね
・・・でうらやましいです
もしそう思われていたとしたら
私がいろんな人の力を借りることができるのは、自分に自信がないからです
逆に言えば自信のない自分を認めることが出来るようになったから
「これがベストかな」と思うことがあっても
「これしかない」って思える自信がない
だから多くの人を巻き込んで、多くの人の力を借ります
そのことで知恵が2倍・3倍にもなります
★★★★★
もし今自分に自信がないと悩んでいる人がいたら、それは長所だと思います
素直に周りの力を借りればいいからです
そして自分の周りの些細なことに気づいてみてください
八方ふさがりだと思っていても、きっと身近に些細な幸せがありますよ
それに気づくことから始められると良いいと思います
「年収の壁」パート女性6割が就業調整
本日新聞の記事になっていましたが
野村総合研究所は9月、配偶者のいるパート女性の就労実態と働き方に関する意向調査を行った結果、「年収の壁」を越えても「働き損」にならないなら年収が多くなるように働きたいと考える人が8割近くいることがわかったと発表しました。
年収の壁とは・・・
年収が103万円を超えると世帯の税負担が軽くなる配偶者控除が受けられなくなる
2022年10月から従業員が101名以上の事業所では月額賃金8万8千円(年約106万円)、その他の事業所では、年収130万円以上になると、社会保険料の負担も生じる
社会保険を含めた控除額は、15%から20%、手取りが減ることになります
保険料支払いは将来の年金が増えるといったメリットもあるが、手取りが減ることへの抵抗感は根強い。女性の社会進出を妨げ、労働力不足の一因とも指摘されている
同研究所の担当者は「働く意欲を阻害する現在の制度は改善が急務だ」と指摘している。と発表しました
パートで働かれる人の多くは、扶養の範囲内で働きたいと思っている
これは就職相談室でも多く聞きます
先日応募書類支援をしていると、扶養の範囲内で働き1日6時間程度働きたいと記載していました
求人票の雇用条件に合わせて計算してみると、年間130万円を上回り二つの条件は成立しません
今後も最低賃金はどんどん上がっていくことになると思います
雇用保険の条件である週20時間勤務をすると、年間130万円を超えるという事態にも近いうちになると思います
制度の改善が行われるのか?
何れにしても、自分の働き方について考える時期がすでに来ている気がします
目標を立てる
目標を立てることは、やる気が向上し、自尊心および自信も高まると言われておりモチベーションが維持されやすくいなると言われています
しかしながら、その目標が過剰であったり、抽象的であったりすると目標の達成が難しくなり逆に不安になってしまいます
目標設定にはSMARTの法則にしたがうといいと言われています
①具体的(Specific)
②測定可能(Measurable)
③到達可能(Attainable)
④価値のある(Relevant)
⑤時間制限のある(Time Bond)
将来が不安、お金が貯めたい!今のままの生活でいいのか不安!
1か月の手取り収入と必要な経費を洗い出し
月に4万円別口座で積み立てることにしました
そのうえ、別口座はネットバンキングにすることにしました
ここまで細分化すると行動すべきことが明確になると思います
仕事を早く覚えたい、仕事のスピードを上げたい
具体的にどの内容をどのように覚えていくか
細分化して計画を立てていきました
1人で計画が立てにくければ、上司や同僚と相談したり
私たちのような支援者に相談するのもひとつの手段だと思いますよ