美祢青嶺高校キャリアガイダンス

美祢青嶺高校の生徒向けキャリアガイダンスは、今年で6回目を迎えます
地域の高校で、授業時間内に開催するこのガイダンスは画期的なようで、このプログラムに関心を寄せる様々な方々から問い合わせがあります
第6回目の今年度は、23の事業所にご協力をいただくことになっており、25分のガイダンスを3回開催することにしています
ガイダンスの後半には、SDGsや事業所の地域貢献の取組について生徒主体で事業所と対話をする時間としています、そのために各事業所から事前に取組について資料提供をうけました
このプログラムは、初めて取り組むもので各事業所へのご案内の際になぜこのテーマに取り組むのか説明をして歩きました
現在、美祢市は豪雨の影響を受けており、美祢線の橋梁や住宅が被害を受け、上下水道施設の浸水による断水など相当な被害が出ています。生徒向けのSDGsの資料作成を進める中で、高校生がこのテーマについて深く考えることの重要性を再認識しました。「あたりまえの生活」というものが守られていない人々が存在し、そしてこの「あたりまえの生活」が将来も継続されなければならないということです。
高校生キャリアガイダンスは、もちろん「地域の事業所を知ってもらい、就労促進」を図ることも重要ですが、人材育成(キャリア教育)の目的があります。生徒たちが「SDGs」や「地域への貢献」について学び、事業所の皆様の協力を得ながら学びを深めることは、地域の子供たちの成長に繋がり、さらには「まちづくり」にも寄与すると確信しています。
大変長文になってすみません
「SDGs」について生徒に配布するワンペーパーの簡単な資料ですが添付します

SDGsについて

キャリアガイダンス報告書

美祢青嶺高校で開催した第5回高校生キャリアガイダンスの報告書が出来ましたので
共有させていただきます
とかく、今どきの若い子とひとくくりされますが
生徒たちがアンケートに記載してくれた、一つ一つの文字を見ていると
○自分の考えを発信することが出来ること
○自分を理解しようとしていること
○将来に希望を持とうとしていること
○大人と会話をする基礎能力を持ち得ていること などが伝わってきます
生徒と関わってくださっている事業所の力も大きいと思います
今後も継続していけるといいなと思います

HP第5回ガイダンス報告書

答えのないもの

私たちの仕事はいつも、答えのないものに向かって一所懸命になっているんだと思います
答えを出すのは、支援する側ではなく、いつも支援される側が持っているから
またこの感覚を忘れてはいけないんだといつも思っています
美祢青嶺高校から生徒のアンケートが帰ってきました
まだ集計をし切れていませんが、選択式の回答のみ集計してみました
ガイダンスで意識したこと、自分が成長したと思う項目すべてに〇をつけてくださいという問いに対する回答です
今年と昨年で一番変更があったのは、「主体的にガイダンスに参加した」を多くの生徒が選択してくれたことです
ガイダンスまでに事前学習の時間を設定くださった学校、協力してくださった多くの関係者
すべては生徒の将来にとって実りあるガイダンスになることを目指してきました
これにすべての答えがあるとは思いませんが、やはりうれしい思いがしました
来年以降どのような形で事業が進められていくかはまだわかりませんが、いい形にしていけるといいと思っています

2022年度

2021年度

明日は高校生キャリアガイダンス

10月26日(水曜日)いよいよ明日
高校生キャリアガイダンスが開催されます
事業所・学校の協力があってこそ開催できる行事です
日曜日にキャリアコンサルタントの目指すべき姿の中で
中学生や高校生と地域の事業所を連携させガイダンスなどの提案を行うとありました
それを思うとこの小さい美祢市で、高校生キャリアガイダンスが開催できることは画期的だと思っています
世代間のコミュニケーションがさまざまな場面で問題とされています
それに追い打ちをかけた新型コロナウイルス
先日大学生と対話した時に、大学時代はあきらめることを学んだその結果自己肯定感が下がったといっていました
昭和の時代のように、地域で子供を育てることも社会情勢から困難になっています
そういった背景も踏まえて、大人と高校生が対話をするこのガイダンスには多くの意味があると思っています
今年で5回目になり、課題も出てきました
しかしながらコロナ禍のこの数年継続してやってこれたのは多くの人の協力があったから、これには感謝しかありません
明日のガイダンスが良いものになるように心を込めて取り組みたいと思います